幕末恋々
「で?トシ、鳥羽での戦いはどうだったんだ?」
近藤さんはお茶を啜っている土方さんに声を掛ける。
「あぁ・・・惨敗だった。薩長の奴等、錦御旗を揚げやがった。あれに刀をむけたら・・・すまん。近藤さん・・・。」
錦御旗(にしきのおはた)・・・鎌倉時代に始まり、一度消滅したはず・・・。錦御旗が揚がり、それに刀を向けたら誰でも敵とみなす。だからうかつには手を出せない・・・。
「大丈夫だ。戦いはまだまだこれからだ。それよりも恋くん怪我はなかったかい?」
近藤さんはそう言って土方さんの膝の上に居る私に目を向ける。
「はい。大丈夫です。」
私がそう答えると
そうか、良かった。と優しく私の頭を撫でてくれた。
近藤さんはお茶を啜っている土方さんに声を掛ける。
「あぁ・・・惨敗だった。薩長の奴等、錦御旗を揚げやがった。あれに刀をむけたら・・・すまん。近藤さん・・・。」
錦御旗(にしきのおはた)・・・鎌倉時代に始まり、一度消滅したはず・・・。錦御旗が揚がり、それに刀を向けたら誰でも敵とみなす。だからうかつには手を出せない・・・。
「大丈夫だ。戦いはまだまだこれからだ。それよりも恋くん怪我はなかったかい?」
近藤さんはそう言って土方さんの膝の上に居る私に目を向ける。
「はい。大丈夫です。」
私がそう答えると
そうか、良かった。と優しく私の頭を撫でてくれた。