幕末恋々
「笑顔、引きつってんだよ。」








俺はそう言って恋の頬を優しく撫でた。








すると恋はごめんと一言言って俺の胸に顔を押し付け声を殺して泣いた。









「くっ・・・ひっ・・・」









必死で声を殺して泣く恋。









俺はただ恋の背中を摩ってやる事しかできなかった。















< 344 / 431 >

この作品をシェア

pagetop