幕末恋々
「よしっ!できた。はい鉄くん。」








「わぁっ!ありがとうございます。」









私は鉄くんの着物を縫い終わると入り口に目を向ける。








「?どうしたんすか?」










「ん?土方さんが帰ってきたから。」







私はそう言って鉄くんを連れ門の方に足を進める。









「土方さんお帰りなさい。」







「あぁ、恋よく分かったな。」







私がそう言うと土方さんは驚いたように私の頭を優しく撫でた。













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