幕末恋々
「何で逃げんだよ?」









土方さんはそう言うと私の体をぎゅっと後ろから抱き締めた。











「どうしたの?」










「・・・恋、もしも俺が死んだらお前は未来に帰れ。」











「・・・・っ!!嫌っそんな事言わないでっ!貴方は絶対に居なくならないっ!」











「あぁ!お前を置いていなくなる気なんてさらさらねぇよ。でも・・・もしもの時は未来に帰れ。俺は絶対にお前の時代に生まれ変わってもう一度恋に会いに行くから。だから向こうで待っていてくれ。」















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