幕末恋々
「いえ、だって鬼の副長って恐れられていた土方さんがこんな事で真っ青になるなんて・・・」








私はそう言うとまた少し笑い土方さんに目を向ける。






「大丈夫ですよ?私はすごい歳の差になる事を分かっていてこうなる事を望んだんですから。土方さんが気にする事じゃないですよ。」









私はそう言って微笑む。







すると土方さんも少し驚いた顔をした後ふっと優しく微笑んでくれた。










「さぁさ、そろそろ寝るとしよう。明日の早朝には江戸に着くからそれまでゆっくり休んでくれ。」







近藤さんはそう言うと1人さっさと部屋に入って行ってしまった。







「そうですね。じゃあ寝ましょうか。沖田さん?くれぐれも体を冷やさないで下さいよ?」









「はいはーい。じゃあお2人共お休みなさい。」








沖田さんはそう言うと部屋に入って行った。




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