幕末恋々
私はそう言うと少し笑いまた止まっていた手を動かし始めた。







「恋ちゃん・・・」







「あっ!おノブさんこれ出来上がったから向こうに持って行くね。」






「あっうん・・・」






私はそう言うとパタパタと台所からでた。






だってきっとあの場所にいたら泣いてしまいそうだったから・・・。







私は一度立ち止まり笑顔を作った。






「ちゃんと笑えているよね?うん、よしっ!!」







私は足早にみんなが集まっている居間に向かった。
















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