幕末恋々
「れ・・・ん?」






「そうだよ?土方さん・・・・私だよ・・・」








私は沖田さんが亡くなった後、必死で働いてお金を貯めてやっとここまで来た。









「恋っ!!」







土方さんはそう言うときつく私の事を抱き締めてくれた。








「土方さん・・・沖田さんも近藤さんも・・・みんな、みんな居なくなっちゃったよ・・・。」






私がそう言うと土方さんは「あぁ、」としか答えなかった。











その夜、私達は互いに存在を確かめるように求め合った。














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