幕末恋々
つまんないなぁ~・・・











恋はそう思いながらぼーっとしていると












「そこの美しい女名をなんと言う?」












芹沢が前から恋に声を掛けた。











芹沢は片手に酒の入った猪口を持ってもう片方の手には扇子を持っている。色白の肌は酒で赤くなっていた。













「えっ!?」












恋は驚いておもわず土方の着物の裾をギュッと握った。
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