サクラノシタデ
「リング?」



私はびっくりした



もしかして、昔の約束を覚えててくれたの?



私は龍臣の顔を見るとそっと私達の唇が重なった



瞬間の出来事だけど嬉しかった



「小学校の時、ここで約束した事、朔良は覚えてる?」



「覚えてるよ!!忘れるわけがないじゃん。私は幼稚園の頃からずっと好…」



龍臣は私の口を手で覆い“好き”の言葉を言わせてくれなかった



「俺が先に言うから…………俺はあの日より前から朔良が好きだ。今すぐじゃないけど結婚してほしい」



「私も…龍臣が好き」



私が龍臣を抱きしめると龍臣も私を抱きしめてくれた





< 11 / 16 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop