Secret Prince

「・・・・・・・・・・・・・ん・・・・・・・・。」




そこで、夢は途切れた。
俺の意識は、徐々に、物凄い速さで覚醒していく。
時計を見てみると、まだ４時だった。

































「何で、まだ、あんたは俺を困らせる？」



答えのない問いを、自分しかいない部屋に投げかけて、
答えが返ってくるはずもなく、俺は、途端、酷い虚無感に
襲われる。

































「最悪の目覚め、・・・・・・・・・・だな。」



俺は、心の中でじゃなくて、あからさまに舌打ちをした。
・・・・・・・・・俺の中の何かは、未だモヤモヤしていて、
俺の心を蝕むんだ。