Secret Prince
「何かしたのかって、・・・・・・・・・・藍斗には、
 ビオラの方が何してるのか分からないの?」




興味津々そうな口調だった。
でも、俺は、・・・・・・・・覚えてないんだよな。
そもそも、その間の記憶が、ぷっつり途切れてるし。
あれ、でも、ビオラに初めて会った時の事は、
覚えてるんだよな。
何だか、妙な面持ちになった。
























「んー、何でかは分かんないけど、全く覚えてない。
 まぁ、ちょいとばかし興味あるし、教えてもらっても
 良いか?」



そう言って、こてんと小首を傾げると、途端に、
悠は、頬をかぁっと朱に染め、あわあわし出した。
・・・・・・・・・・・・どうしたんだ、こいつ・・・・。































「ぅー、藍斗ってば、・・・・・心臓に悪いよ・・・・。
 (ビオラの奴、一体、藍斗に会った時に何したんだか・・・。)
 まぁ、簡単に説明させてもらうと、凄い形相で、俺らの方に
 視線向けて、威嚇してたよ。」



「はぁ!?
 威嚇って・・・・・・・・・・。」
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