Secret Prince
俺は、ドアを閉めたのを確認して、ゆっくりと
瞼を閉じる。
正直、もう、時間的に限界は超えていた。
何事もないように見えるかもしれないが、
俺の身体は、悲痛に限界を訴えていた。
あまり、俺が出すぎると、俺自身も疲れるけど、
俺が出ている間は封じ込められている事で、藍斗にも
負担をかける事になるから。





























一度、深く、深呼吸をする。





























(藍斗・・・・・・・・・・・・・・・。)




【正直、俺も限界だった。入れ替わろう・・・・?】




(うん、そうだね。俺、・・・・・・上手くやったよ?)



【うん、・・・・・・俺の代わりに頑張ってくれて、ありがとう。】



(ふふ、そこにいるの疲れるだろうから、・・・大丈夫?)



【何とか。ビオラ、・・・・・・・・・頑張ったな・・・・。】



(ありがとう。それじゃあ、また、・・・・・・・・ね?)



【あぁ、また、・・・・・・・・・・・だな。】
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