Secret Prince
「失礼しまーす・・・・・・。」



もし、中で集中して絵を描いていたら、
かなり邪魔になるだろうから、そっと扉を開け、
中に入った。
そこで、見覚えのある後ろ姿を見つけた。






























「夏川、・・・・・・・先輩・・・・・・・・。」




黒の鉛筆と消しゴムを持ち、一心に絵を描く先輩の姿は、
とても綺麗だった。
少し近付いていけば、何を描いているのかが
見えてきた。
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