Secret Prince
「俺はな、最初から分かっていた。
 お前達『四光』の存在も、その意義も、
 そして、藍斗、お前の存在している意味も、
 ・・・・・・・・ただ、『漆黒の薔薇』の存在は
 盲点だったがな。
 ・・・・・・・・そういう事なら、良いだろう。
 悪しき者に非合法的に制裁を加える、これが、
 我々Appleの存在意義だ。
 世界の命運のために、・・・・・・力を尽くすと良い。」

















まさか、・・・・・・・総統は、最初から全部、
分かっていたのか・・・・・・?
分かっていて、俺に、この任務を任せたのか?
俺の役目に気付かせるために、使命を全うさせるために。








































・・・・・・・・やっぱり、この人には敵わないな。
俺は、内心、深い溜息をついた。
でも、不思議と、悪い気はしない。
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