モテるあいつ。
30日。


大会。



ふうりと陸上競技場に向かうと…


やっぱり!!


「あれ、聖斗の軍団じゃん!」



聖斗のファンの軍団が大勢いる。


「うっわ~、座りづらい…」


「あっちの席はどう?ちょっと離れてるし、いいんじゃないかな?」


ふうりはそう言って少し離れた席に座ったので、私もその隣に座った。


サッカーはよく分からない。


でも、聖斗がすごくチームに貢献しているという事は分かった。



「きゃーっ、半田先輩がゴール入れたよぉ!これで2点差!!」



ふうりはすごくはしゃいでいた。




私は…聖斗ばっかり目で追っている。




聖斗以外によく知っている人がいないせいかもしれない。
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