モテるあいつ。
「み、美樹…」



「聖斗!大丈夫?腕は痛くない?」


聖斗は思い出せないでいるみたいで、ベッドの上でかすかに首を傾げた。


でもすぐに思い出したみたいだった。



「俺、死んでなかったんだ」


「当然!ていうか、死なれたら私が困るし!

…まだ、聖斗に気持ち伝えてなかったから」





息をすうっと吸う。
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