モテるあいつ。
返事をするだけなのに、心臓がどくどく言ってるのがわかる。



「私、やっぱり聖斗の事…」


もう1回、息を吸う。






「聖斗の事、好き…」




聖斗はがばっと起き上がった。


「えぇぇぇぇぇ―――――っ!?うそっ!マ、マジで…?」

「何それ!私本当にドキドキしながら言ったのにぃぃ~……」



聖斗はふっと上を見てから言った。





「俺、まだ両思いだなんて信じられない。だから~…証明して?」
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