約束
その肝心な親はど忘れかなんかで忘れたとか言っちゃってるし・・・。

私がそう話すとナツは「可哀相に・・・。」と言いながら私の頭をポンポンと叩いた。

そんなことを話していると・・・。

「カーノン〜!!ナーツ〜!!」

どこからか聞き慣れた声が。

「おっは〜・・・」

「「せぇのっ!!」」

私とナツはサッと左右に別れる。

そして約1.5秒後。周りにバターン!という大きな音が響き渡った。

「〜・・・!痛いやないかぁ〜!!なんで2人して同時に別れるん!?俺に何か恨みでもあんのかっ!?」

壁と正面衝突し、額を押さえながら私達を睨む男子が1人。
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