約束
「はい。」

そう返事すると私の方に歩いてくる彼。

ど、どうしよ。隣に来ちゃった・・・。

ここは挨拶しておくべき??
って!この人はケイ君じゃないんだからっ。

何意識してるの、私!!

普通に普通に・・・・・・。

「よ、よろしくね。」

ニコッと笑って高木ケイを見る。

「よろしく。」

彼は冷めた態度でそう返してきた。

とくに何も会話はない。

「じゃ、ホームルームは終わり!このあとは朝会だから体育館に各自移動してくれ。」
それを聞くと生徒達はぞろぞろと体育館へ向かう。
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