約束
「あのっ。」

思い切って声をかける、が、その第一声は緊張と恥ずかしさで震えてしまった。
「何。」

「こ、これ。」

ぎこちない動きで首元からネックレスを見せてみる。

「このネックレスを見て・・・思い出すこと、ない??」

き、聞いちゃった・・・・。

彼、なんて答えるのかな・・・・。















「・・・・・・。何、そのネックレス。」














え??

今・・・。なんて・・・??

「な、何も感じないの??」
「別に。」

そんな・・・・。

「そっか・・・。、うん。わかった。ゴメンね、突然。」
ニコっと笑い「じゃぁ、私もう行くね。」と告げてからその場を去る。
< 26 / 55 >

この作品をシェア

pagetop