約束
そこまで言い切ると私は大好きな香りに包まれた。

「えっ、けい君・・・??」

私はけい君に抱きしめられていた・・・。

「ありがと、かのん・・・。俺、すっごく嬉しいよ。他の友達にもお別れ言ってきたけど・・・。こんな事言ってくれたのはかのんだけだから・・・。」

けい君の顔は見えないけど・・・・。声がすごく優しかったからきっと笑ってくれているのかなぁ。

そう思うと私も笑顔になれた。

けい君は私から離れると首からネックレスを外した。

私もネックレスに手をかけて外す。

そしてお互いのを交換した。

「けい君ってピンクとか赤似合わないね。」

「かのんもその色、全然似合ってないよ。」
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