約束
お互いの首元を見ながら笑い合う私達。

いつの間にか涙も悲しい気持ちもどこかに消えてしまっていた。

ついさっきまでとは全く違う雰囲気の私達。

最後だから泣くのではなく、最後だからこそ笑顔でお別れをしたい。

そんな気持ちでいっぱいだった。

「けい君、私のこと忘れないでね・・・??」

「忘れない。絶対。かのんも忘れないでね??」

「うんっ。忘れない!じゃぁ、また会ったら絶対交換しようね!!」

「うん!」









「約束だよ−−!!」
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