何度でも Lovin' you!~season 1~
「わ、私の笑顔は高いのよ!そう簡単に見せないんだから。
ごちそう様でした。食べ終わったら、早く帰ってね!」
動揺を隠すように素っ気なく言うと、食べ終わった食器を流しに片付けた。
『あのさ、ごちそうになったお礼がしたいんだけど…』
えっ!?
過去2回のキスが頭をかすめる…
「いいよ、お礼だなんて大げさな…」
視線を合わせることなく、洗い物に集中する。
『ねぇ、何か勘違いしてない?』
そう言うと、水道の水を出し、泡だらけの私の手を流すと、
『ちょっと来て…』
私の手を引いて部屋の外に連れ出した。