何度でも Lovin' you!~season 1~
『どうせ、似合わねぇなんて思ってんだろ?
これでも教育実習の時、指導教師からオムツの替え方とミルクの飲ませ方が上手いって褒められたんだからな』
なんて、得意げに胸を張る勇輝の目は輝いていた。
前にもこんな目をしている人を私は見たことがある。
真人…
今でも真人が私を呼ぶ声が聞こえて来る。
太陽みたいな眩しい笑顔で、
“優季……”
“……優季…”
「真人…」
不意に口を吐く愛しい人の名前…
『優季?どうした?』
勇輝が心配そうに私を見つめる。
たぶん私、泣きそうな顔してるんだろうね。
「な、何でもない。今日、急患が多くてハードだったから疲れちゃったみたい。
それより私の食料返して!明日も早いし、早く寝なきゃ!」