何度でも Lovin' you!~season 1~



しばらくして、急患の処置が終わったのか、患者はICUに運ばれて行った。

医師と看護師が処置室から一仕事やり終えた満足感溢れた顔で出てきた。

『ちょっと、永瀬さん!何でこんな所にいるんですか?

安静にしてなきゃダメですよ!』

声の主は、優季だった。


「あんたに用があって…ここに来た…ッ…」

痛みが全身を貫き、その場にうずくまった。

優季は駆け寄り、俺を抱き起こすと、厳しい表情で、

『大丈夫ですか?

あー、点滴引き抜いてきましたね?そんなことすると感染症を起こして、取り返しのつかないことになりますよ。

今、車椅子持ってきますから、病室に戻りましょうね』






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