何度でも Lovin' you!~season 1~
美也子先輩はしばらく何も言わず、グラスに入ったアイスコーヒーをストローで混ぜていた。
カラカラとグラスと氷がぶつかりあう音が心に痛いくらいに響く。
『それって野島…
あんたも田上先生を好きってことなんじゃないの?
でもね、洋子やあんたが田上先生のことを好きになっても、選ぶのは田上先生だよ。
たとえそれが他の誰かだったとしても、選ぶのは田上先生なんだから。
私は洋子の親友だけど、洋子とあんたのどちらの味方にもなるつもりはない、でも、応援するよ、洋子もあんたも…
辛いだろうけど、頑張れ、野島…』