何度でも Lovin' you!~season 1~
『野島、誤解だ!!!
俺と白川とは何でもない、信じてくれ!!!』
私には、必死に弁解をする先生の言葉を聞く余裕なんて少しもなかった。
やっぱり私はまだまだ子供…
そう思うと、この場にいることすら恥ずかしくて、先生から逃げるように走り出した。
『野島!!!』
先生が私を追いかける足音がだんだん近くなってくる。
あぁ、やっぱりパンプスじゃ走りにくい。
ズキン!
下腹部に激痛が走り、その場にしゃがみこんだ。
あまりの痛さに冷や汗が流れ落ちる。
どうもこの痛みだけは慣れることができないな。