何度でも Lovin' you!~season 1~
ガシッ!
優季が俺に掴まれた反対の手で、俺の胸ぐらを掴むと、
『今のあなたじゃ、女も歓ばないわよ!
あなたは間違ってる、生きる資格のない人間なんてひとりもいません!
何で生きようとしないの?世の中には生きたくても生きられない人が沢山いるんですよ?もっと自分を大事にしてください!!!!』
俺の胸ぐらを掴んで揺さぶる優季は今にも泣きそうだった。
こいつ…
何で俺なんかのためにこんなに熱くなってるんだ?
「誰が何と言おうとも、俺が死んだって泣いてくれる奴なんてひとりもいないんだよ!!!」
俺は、優季に向かって叫んでいた。
心の中で渦巻く孤独、悲しみ、怒り、憎しみといったどす黒い負の感情を優季にぶつけるように。