何度でも Lovin' you!~season 1~
『雨か…桜ももう終わりだな』
背後で先生の声がした。
ドキン!
心臓が跳ね上がった。
いよいよなの…………?
『緊張してる?』
先生が私の側に来る。
「え…だって…」
だって、先生のマンションに泊まるってことは…
そういうこと……でしょ!?
『もう1時か…寝る?』
先生の声が私には艶っぽく聞こえるのは気のせい…?
「あ、あの……私…」
身じろぐ私に先生は、クスッと笑うと、
『誘ってるの?』
「誘ってません!!!」
私はブンブンと力強く首を振った。