何度でも Lovin' you!~season 1~
騙された…。
「もぉぉぉ!ひどいじゃないですか!!!」
先生は私の抗議なんて、気にもかけず、私を自分の膝の上に座らせると、
『ここは病院じゃないんだから、先生はやめてくれないか?
何だかいけないことをしているみたいだろ?』
悩ましげな笑顔を向けられ、どぎまぎしながら、
「ま、ま、真人…さん?」
名前で呼ぶのは、とても緊張する。
でも、先生は首を振ると、
『真人だ…』
そ、そんな熱い視線で見つめられたら、私…
どうにかなっちゃいそう…
『優季…』
鼓膜を刺激する甘い囁きに、体の奥が甘く疼いた。