何度でも Lovin' you!~season 1~
「じゃ、優季さん、ごゆっくりお楽しみください。
後で勇輝に送らせますから。
じゃ、洋子行こうか。」
重低音の甘い声を響かせて、オーナーは洋子主任の腰に腕を回して店を後にした。
『やだっ、まだ帰らない!!!私はまだ野島と話すんだから!!!
野島ぁぁぁぁ!!!』
洋子主任の断末魔の叫び声(?)が店の中に響きわたった。
お仕置きって…
そういうこと…だったんだ…。
ようやくわかって恥ずかしくなった。
『おいっ、赤くなって…飲み過ぎたか?』
勇輝がテーブルに戻ってきた。
「違うって!主任が…その…」
これ以上言えず、口ごもっていると、
『あぁ…明後日、洋子さんに会ったらきっと肌ツヤツヤだぞ…』
勇輝はニヤリと笑った。