何度でも Lovin' you!~season 1~
「ゆ、勇輝…?」
うす暗がりな部屋の中だけれど、勇輝の真剣な表情がはっきりと見えた。
さっきまでの、ほろ酔い気分はすっかり醒め、緊張感が押し寄せてくる。
『優季……好きだ。』
勇輝はそう言うと、私を強く強く抱きしめた。
勇輝の胸の鼓動が肌を通して伝わってくる。
ドキドキドキドキ…
私の鼓動もシンクロしているかのように、次第に高まっていく。
耳元で『好きだ、愛してる』と何度も何度も繰り返される直下型の甘い囁きに、私の心は蕩けそうになる。