何度でも Lovin' you!~season 1~
『これだけは忘れないで欲しい…俺が優季のことを好きだということを…
もし忘れても、何度でも言うから、愛してる“Lovin' you!”と。』
ふわりと私の唇に触れるだけのキスを勇輝は落としていった。
俺の気持ちは何十年、何百年経っても変わらないからな、何かあったら、隣にいるから、いつでも飛んでくるぞ!なんて半分冗談、半分本気とも取れる言葉を残して勇輝は自分の部屋に帰って行った。
しんと静まり返った薄闇の中で、膝を抱えてベッドに座る私。
勇輝の言葉がまだ耳に残っていた。
何度も何度も繰り返すうちに、一粒の涙が零れ落ちた。
今、ようやく気づいた。
勇輝、あなたを愛し始めたということに…