何度でも Lovin' you!~season 1~
病院の駐車場に車を停め、救命救急センターまで全力疾走する。
こんなに走ったのは、いつ以来だろう…?
ナースステーションに行き、
「洋子さん!!!!」
看護師達の視線が痛いが、そんなこと構いやしない。
『あれ?勇輝、来てくれたの?
良かったわ、透のアホじゃなくて…こっちよ』
洋子さんは笑顔で俺を歓迎すると、俺を連れてナースステーションを出た。
「洋子さん、今日のオーナー、かなりヨレヨレでしたけど、夕べは相当ひどいお仕置きしたんじゃないんですか?」
洋子さんは首を傾げて、
『うーん、そうかなぁ…
私は気分爽快なんだけど…どうしたんだろう…?』
とぼけているけど、何があったのか俺にはわかりましたよ。
あなたのその艶やかな肌を見れば…。
オーナー、お気の毒に…。