何度でも Lovin' you!~season 1~
部屋の前に着くと、優季を下ろし、
「鍵…出して!」
でも、優季は首を振って、
『鍵くらい…開けられます…』
力なく言うと、バッグから鍵を出したのだが、
ガチャン!
落としてるしーーー!
ったくーーー!
「俺がやる!」
鍵を拾い、ドアを開けた。
ふらふらと足元がおぼつかない優季を黙って見ていられず、
「悪い、中に入らせてもらうぞ!」
体を支えて部屋の奥に入って行った。