何度でも Lovin' you!~season 1~
えぇっ…
う、嘘でしょぉぉぉ!!!?
あまりに突然のことで、頭の中は真っ白に…
顔を背けようにも後頭部を押さえられ、抵抗することすらできない。
チャリーーーン!!!!
車のキーが手の中から滑り落ち、乾いた金属音が部屋の中に響き渡った。
私はなす術もなく、彼の執拗なキスに翻弄されるしかなかった。
やがて、彼の唇が離れると体の自由が戻ってきた。
ボカッ!
一瞬の隙をついて、彼の脛を思いっきり蹴り上げた。
『ってぇ…「出てって!!!私をあなたの客と一緒にしないでよ!
もう二度と私の前に姿を見せないで!!!」
言うよりも早く、彼を玄関から外に押し出した。