何度でも Lovin' you!~season 1~
ホスト達が帰った後、スタッフルームには俺と洋子さんだけが残っていた。
『悪いわね、疲れているのに残ってもらっちゃって…』
そう言いながらお茶を淹れ、テーブルに置いた。
俺は椅子に腰掛けると、
「話って何ですか?」
洋子さんのいつにない真剣な表情に、緊張が増していく。
『あなたの本当の気持ちを知りたくて…』
「き、気持ちって…?」
これから洋子さんが言おうとしている言葉を聞いてしまったら、後には引けなくなるような気がして、心臓にまで俺の緊張が伝わったのかドキドキと急激に速度を上げていった。