盲目の天使

ゆっくりと目を開けると、

まぶしい光を背景にした

天使が見える。


天使は、

さらさらとした銀髪をしていて、

蒼い瞳を持つ、

7つか8つくらいの少年だった。



そうか、

どうやら俺は、

死んだらしい。



天使の姿を見て、

男は、もう一度目を閉じた。





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