ちょこキス
「あ、、みよ。話って何?」
「あー。えっとね。
チョコ。」
「あ、サンキュ。
それだけ?」
「んーん。
あのさ、覚えてる?
高1の夏のこと。」
「・・・俺が告った事?」
「うん。
でさ、次の日行った時、普通で。付き合ってるのか、なんなのか分んなかった。
それで、ずっと辛かったんだ。…今も。」
「ん。」
「それで、今日が、チャンスだと思った。」
「何の?」
「もし、あたしたちが付き合ってるなら。
別れよ。って思ったわけ。だって、郁太、何考えてるか分んないし。付き合ってるって言えるようなこと何もなかったじゃん?」
「…」
「あたしは見事に青春全部郁太に捧げちゃったわけじゃん」