ちょこキス
「でね、終わりにしたいの。
このままじゃ、青春だけじゃなくて、人生も捧げちゃいそうだから。」

えへッなんて、乾いた笑いを作る。



いいよ。っていうにきまってるって思ってた。

だけど、郁太の顔は、凄く悲しそうで、つらそうな顔だった。


なんで、なんでそんな顔するの?

その顔したいのは私だよ?


しばらくして、郁太がぼそっと呟いた。
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