ずっとずっと・・・
掃除の時間
いつものように
弘也達が私の所にやってきて
楽しく喋っていた
優里率いる集団は
睨んだようにして
私を見ていた
時間になり、
弘也達が私から
離れていったその時
「ば―か。調子乗ってんじゃねぇよ。」
「あははっ♪てゆ―かキモいんだよ。」
「それ言えてる―♪」
「雄也先輩と付き合ってたんだって?」
「あ~こいつ自分で振っておきながら、結局また告ったらしいよ?」
「まぢで~??」
「そのうえ拓也君達にまで手ぇ出してさ?男好きぢゃね?」
────プチッ
私の中で何かが切れた
日頃、文句を言われていたのは知っていた
でも、わざと面と向かわないで
聞こえるように陰口を立てている
しかも雄也に告って何かない
デマをはやしたてる彼女等に
私は容赦なく切れた