海と空
今は、朝方の6時を指していた。
さっきまで、賑わっていたネオンの街が静まりかえっていた。
私は先に歩く海さんの後ろをぴったりとくっつくように歩いた。
海さんはいきなり後ろを振り返り
「空は迷子になりそうだから俺の横に来な?」
また子供扱いされた私は
『なっ!?だから子供じゃないよ!!!』
っと、頬を膨らませた。
そんな私を見て海さんは
「そんなトコが子供なんだよ!!」
って、笑いながら言った
私達は、2人肩を並べながら家に帰る。
そして、この日から屋根の下で海さんとの生活が始まった。