なめとんか
1
昔っから、あたしには男運がない。
自分でそれをよく分かってたから、大人びていて化粧映えする顔と、モデル並みのスタイルを武器に高校の時分から、よく男で遊んだ。
少し色目を使えば落ちてくれる年上の男。
何度か一緒に飲めば必ず告白してくる同世代の男。
何にもしなくても着いてくる年下の男。
名前も特に覚えていないような奴らに囲まれて、あたしはいた。
友達が言う『一途』とか、憧れるらしい『純愛』とかは、あたしに全く無縁の存在であって。
どうでもいいようなことだった。
自分でそれをよく分かってたから、大人びていて化粧映えする顔と、モデル並みのスタイルを武器に高校の時分から、よく男で遊んだ。
少し色目を使えば落ちてくれる年上の男。
何度か一緒に飲めば必ず告白してくる同世代の男。
何にもしなくても着いてくる年下の男。
名前も特に覚えていないような奴らに囲まれて、あたしはいた。
友達が言う『一途』とか、憧れるらしい『純愛』とかは、あたしに全く無縁の存在であって。
どうでもいいようなことだった。