なめとんか
誰にも言えなかった、あたしのたった一つの弱音だった。

その弱音を受けとめると同時に、あたしの人生全てを変えてしまった愛すべき馬鹿に出会ったのは十八の時。

まだ勢いづいたままの、金髪娘は見かけに寄らない仕事についていた。

介護士。

あたしの幼少からの夢だった看護師という職種は、素行が悪く思考の浅い自分には、まるで手の届かないもので。
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