最愛
『お母さん心配するだろ。17の小娘を俺が振り回してたらお母さんに嫌われるぢゃん。』
『あたしもう高校生だし。』
『何言ってんの。まだスネかじりだろ。まだ親がいないと何も出来ないだろ。迷惑かけんなよ。』
アキヒロは呆れたような顔であたしにそう言った。

『…。わかった帰ります。』


なんでアキヒロはこんなにも親の事になると熱いんだろう。


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