Bitter
* *




結局カナは、怪我が治り次第母親の実家のある宮崎へ帰ることになった。

学校ではとりあえず2人は別れた事にするらしい。

先生は、絶対迎えに行くから、と、真剣な眼差しで誓った。

そんな2人をカナのお母さんは幸せそうに眺めている。



私もいつの間にか涙していて、隣をみると、高瀬はどこかに行ってしまっていた。

彼も同じものをおさえきれなかったのだろう。




その後は、警察が逮捕の報告と事情聴取にきたりと、なんだかごたごたしていた。




< 175 / 245 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop