タイトル未定
*2

山あり谷あり


そんな事をボーッと考えてると突然電車に変な違和感を感じた

「なんだか…変…?」

あれ、こんな狭かった?

どんどん車内が狭くなってる!

逃げようにも体は鉛のように重くて、逃げられない

このままじゃあたしはぺちゃんこ!?

そんなのってないよぉー(泣)


あたしはありったけの声で叫んだ
「だ、誰か助けてーっ!!!!!」




――…次はー△山ー△山ー

ハッ

「ゆ、夢かあ…」

いつの間にか寝てたのか…

なんだかここに来るだけでも疲れたからなあ…

「ってここ降りる駅!!!!!」

家を出るときにお母さんに渡された紙きれ。
そこには三人の叔母の住所と行き方が記してあった。


あたしはよだれを拭きながらダッシュで電車から出た
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