タイトル未定

トンッ

「あっつ……」

肌寒いくらいに冷房がきいていた電車の中とは一変、一歩外出れば痛いぐらいの眩しい日差しがジリジリと照りつけていた

駅入ったら日焼け止め塗らなくちゃ…

ゆういつ自慢の白い肌が焼けるなんて絶対無理!


周りを見渡してみる

真智の住んでる東京とは全く別物だった

五月蝿いぐらいの蝉の鳴き声
どこを見渡しても緑
ビルなんてないない(笑)

マイナスイオンがガンガンって感じだなあ

真智は駅に入ると日焼け止めを塗りたくった
こんな暑さだといくら塗っても焼けちゃいそう……

さあ…叔母さんの家はどこだろか

タクシーは見当たらないし、人っこ一人歩いてない

路線バスは当分来ないらしい


どうやらこの灼熱地獄を歩くことになりそうだ…
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