先生と秘密な関係Ⅱ
第1章 昔の女

『ねぇ祐斗?』


桜が甘えた声で俺を呼ぶ時は大体おねだり。


『何、なんか欲しいもんあんの?』


『見てこれ。』


目の前には予備校のパンフレット。


………。


!!!!!


『お前まさかここ行きたいの?』


『ピンポ~ン。』


『あたし大学行きたいの。』


『だからここ通って来年大学行ってもいい?』


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