彼女の心臓をぼくにください。きっと大事にしますから、きっと守ってみせますから
彼女は美しい。
「ねぇ君は僕をどうしたいんだい?」
「簡単なことよ、ほら」
彼女は生まれたままの姿で僕の上に馬乗りになった。白い肌は月明かりに照らされてひかる。
「みて、この目…貴方がくれた赤い目」
「うんよくにあうよ」
「みて、この腕…かたっぽだけムキムキだけど貴方の腕」
「じゃあ両方あげようか?」
「いいえ、貴方とお揃いがいいもの」